We are Generators メンバーになると先輩ジェネレーターの生の語りを通じてジェネレーターのあり方を体感することができます。全国で活躍するジェネレーター先駆者を紹介する「ジェネレーターいらっしゃい」もそんな番組のひとつ。その記念すべき第1回は、地方を活性化し、いまや学校の教科書にまで取り上げられるようになった「教育魅力化」を生み出した先駆者お二人(豊田庄吾さん、澤正輝さん)とのトークタイムでした。
島根県隠岐海士町の地域の人と高校生をつなげてオモロイ学びを仕掛けてきた豊田庄吾さん(海士町役場・前隠岐國学習センター長)は、高校生との学びだけではなく、大学生や大人の学びづくりに範囲を広げ、名刺にも「ひと・学び・還流づくりジェネレーター」と書いています。しかしそんな豊田さんも「ジェネレーター」について「わかった」から「ジェネレーター」と名乗ったわけではありません。なんかよく「わからない」けれど、見えないなりゆきをとりあえず追いかけながら考えなければならないのが地方を活性化することであり、まちづくりであり、人育てである。そんな状況において「ジェネレーター」という「あり方」がとても重要になると「直観」したから名乗ってみたというから面白いではないですか。
豊田さんの仕事を支え、海士町の人と学びを現場で「つくって」きた澤正輝さん(隠岐國学習センター)は、島に来たときに、イケイケドンドンで「とりあえずやってみようや」とみんなで動いてゆく島の人たちや高校生の姿に圧倒されました。島ですでに起きていたことが、後で知った「ジェネレート」という概念とぴったり重なったそうです。
そんなお二人が「ジェネレーター」ということを改めて考えるようになったのは、何かを意図的に「つくろう」としてしまい、ダイナミックな流れが失われつつあるという危機感。澤さんはだからこそ自らを「野生のジェネレーター」と名乗り始めました。誰かの考えに乗っかりながら、自(おの)ずから生まれてくるものもぶつけて何かが生まれるのに身を委ねる。ジェネレーター的存在が増え、人も学びも常に流れ続けながら何かが生まれるのを楽しむ島であり続けるようにという願い。わからない状況だからこそわからないままアジャイルに動き、意図的に「創造」するというより他力を生かして「生成」してゆく。ちょっとワイルドで、面白がり屋な「ジェネレーター」のあり方の重要性が浮き彫りになりました。
この他にも面白アイデアがたくさんジェネレートした2時間。思いをともにする「仲間」が安心して緊張できる予定調和ではない対話の場でいかにアイデアが生まれるかはぜひ実際に動画を見て体感してください。
We are Generators に参加すれば、今回の番組も、これからどんどん蓄積されてゆくジェネレーター番組もいつでもずっと見ることができます。ぜひこの機会にあなたも We are Generators の「仲間」になりませんか。
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